共に困難を乗り越える
2025年1月17日、阪神大震災からちょうど30年という節目を迎えます。
私は当時、足元に落ちてきた水槽が割れ、ガラスの破片で両足を負傷していましたが、病院に行っても私程度の怪我では受診できる状況ではなかったので、仕方なく2週間ほど通院をしないで過ごしたことを今でも鮮明に覚えています。
病院ではガラスの破片が数片刺さったままになっていましたが、気持ちが張っていたのか痛みをそれほど感じていませんでした。
はじめは負傷しながらでしたが避難所の運営に関わり、多くの避難者や全国から多くのボランティア等皆さんに助けていただきながら、皆で協力しながら困難を乗り越えていく経験をさせていただきました。
NPO法人制度、制定のきっかけ
現在業務として設立を支援しているNPO法人(特定非営利活動法人)制度は、この震災をきっかけに制定されています。
東日本大震災での支援活動
2011年2月、東日本大震災が発生した際には、自治体の応援職員として石巻市の避難所運営に携わりました。異なる地域、異なる状況の中での支援活動でしたが、どちらの経験も私の中で深く刻まれています。
30年の節目に思うこと
30年という大きな節目を迎えるにあたり、自分自身の防災・減災のスキルを磨き、地域社会でより具体的に貢献したいという思いが強まりました。
防災士資格の取得
2024年9月から12月にかけて行われた7日間、三木市の広域防災センターで行われた「ひょうご防災リーダー養成講座」に参加し、無事に修了することができました。この講座では、地域での防災活動を効果的に進めるための知識やスキルを学び、多くの仲間と出会うことができました。
さらに、防災士資格試験を受験し、無事合格することもできました。翌年2月には正式に防災士の資格を取得する予定です。この資格取得を通じて、さらに地域社会での防災活動での取組みを充実させたいと考えています。
日々の生活の中で防災・減災意識を高める
震災から30年を迎えるこのタイミングで、改めて思うことがあります。それは、私たち一人ひとりが防災・減災意識を持ち、行動を起こすことの大切さです。できることは微々たることだと思いますが、これからも学び続け、行動し、地域の皆さまとともに安全で安心できる地域社会づくりに取組んでいきたいと思います。